前回の記事では、ねんきんネットを使って現在の年金記録を確認し、将来の「受給予定年金見込み額(月額)」が113,944円となっていることが分かりました。
この年金が、定年後の暮らしを支える大きな柱になるわけです。
しかし、ここで一つ気になることがあります。
年金は、この金額がそのまま全部手元に入ってくるわけではありません。
税金や国民健康保険料、介護保険料などが条件によっては引かれることになります。
「じゃあ、実際に手元に残るのはいくらなんだ?」
ということで、今回は年金の手取り額を調べてみることにしました。
令和8年現在の制度でシミュレーション
もちろん、実際に私が年金を受け取るのはまだ先の話です。
その頃には、年金制度や税金、健康保険料、介護保険料などの条件が変わっている可能性もかなり高いと思います。
そこで今回は、令和8年(2026年)8月31日時点の制度・条件を使って、現在のオイラに当てはめた場合のシミュレーションをしてみます。
今回の条件はこちらです。
- 65歳
- 独身(扶養家族なし)
- 年金以外の所得なし
- 現在住んでいる市に在住
- NISAの取り崩しは含めない
この条件で、チャッピーにシミュレーションしてもらいました。
年金の手取り額を計算してみる
現在確認できている受給予定年金見込み額は、
月額 113,944円
です。
年間にすると、
113,944円 × 12か月 = 1,367,328円
となります。
ここから税金や社会保険料などを差し引いていきます。
所得税
今回の年金額であれば、公的年金等控除や基礎控除などを考慮すると、所得税は0円となる計算でした。
住民税
住民税についても、今回の条件では0円となる計算でした。
所得税と住民税の両方が非課税になるのは、低年金の場合にはかなり大きいですね。
国民健康保険料
65歳から74歳までの期間は、ここでは国民健康保険に加入すると仮定します。
令和8年度の現在の制度を使い、今回の所得条件で計算すると、国民健康保険料は年間約18,450円。
月額にすると約1,538円です。
介護保険料
65歳になると介護保険の扱いも変わります。
今回の条件では、川口市の令和8年度の介護保険料を当てはめると、年間49,950円。
月額換算では約4,163円となりました。
シミュレーション結果
まとめると、こうなりました。
| 項目 | 年額 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 年金収入 | 1,367,328円 | 113,944円 |
| 所得税 | 0円 | 0円 |
| 住民税 | 0円 | 0円 |
| 国民健康保険料 | 約18,450円 | 約1,538円 |
| 介護保険料 | 約49,950円 | 約4,163円 |
| 差し引き合計 | 約68,400円 | 約5,700円 |
| 手取り額 | 約1,298,928円 | 約108,244円 |
ということで、
月額113,944円の年金に対して、手取りは約108,000円。
手取り率は約95%という結果になりました。
思っていたよりも手取り額が残る計算になりました👏
特に、所得税と住民税が非課税になるのは大きいですね。
ただし、ここは注意が必要です。
今回のシミュレーションは、**「65歳で年金以外の所得がない」**という条件で計算しています。
実際には65歳になった年の前年まで働いていれば、その年の所得が住民税や健康保険料などに影響する可能性があります。
また、15年後には税金や保険料の制度そのものが変わっている可能性もあります。
あくまで、令和8年8月31日現在の制度を使った現在時点でのシミュレーションとして考えておきたいと思います。
月10万8千円あれば、なんとか生きていけそう?
今回の結果を見て、正直ちょっと安心しました。
現在の生活をできるだけコンパクトに維持することができれば、月10万8千円程度の手取りでも、なんとか生活していけそうな気がします。
「年金だけでは絶対に生活できないのでは?」
と思っていたので、今回の計算結果は少し意外でした。
とはいえ、老後になると今とは違った出費も増えてくるでしょう。
例えば、自宅の老朽化による修繕費。
今よりも病気になる可能性もありますし、医療費が増えるかもしれません。
さらに、自分自身や家族が介護サービスを利用することになる可能性もあります。
今は元気に働いているのであまり実感がありませんが、年齢を重ねれば重ねるほど、こうした「もしもの出費」は無視できなくなっていくでしょう。
特にオイラは介護の仕事をしている関係で、なんとなく将来の自分を見ているような気もちになることがよくあります。
そこで、こうした老後の追加費用については、現在積み立てているNISAの資産を取り崩すことで対応できたらいいなと考えています。
つまり、
年金で普段の生活費をまかない、足りない部分や大きな出費をNISAから補う。
これが今のところ、自分なりに考えている老後の戦略です。
とはいえ、15年後はどうなっている?
今回の計算は、あくまで令和8年8月31日現在の制度によるものです。
オイラが実際に65歳になるまでには、まだかなりの時間があります。
その間に少子高齢化がさらに進めば、年金制度も現在と同じ条件で維持されるとは限りません。
個人的には、
「15年後には、今より年金額が減っているんじゃないか?」
という予感しかしませんw
もちろん、実際にどうなるかは分かりません。
だからこそ、
「年金がこれだけもらえるはずだから大丈夫」
と考えるのではなく、
「もし年金が減ったらどうする?」
というところまで考えておいたほうがいいのかなと思っています。
さらに、老後の実際の年金手取り額に加えて、医療費や介護費、そしてNISAをどのくらいのペースで取り崩すことになるのか。
これらを全部考えていくと、場合によっては将来的に生活保護という制度まで視野に入れておいたほうがいいのかもしれません。
もちろん、今から生活保護を前提にしているわけではありません。
できる限り自分で準備して、それでもどうにもならなくなった場合には、利用できる社会保障制度を利用する。
それも老後への備えの一つだと思っています。
次回はNISAの取り崩しも考えてみる
今回のシミュレーションでは、NISAの取り崩しは一旦考えませんでした。
次回は、
「では、NISAを老後に取り崩したらどうなる?」
というところまで踏み込んで、年金とNISAを合わせた老後の生活をシミュレーションしてみたいと思います。
老後のオイラが、一体どれくらいの資産を持っているのか。
そして毎月どれくらい取り崩していけば、どのくらいの期間持つのか。
まだまだ妄想の域を出ませんが、今から考えておくのも悪くないでしょうw
今回の妄想トレーズ閣下のひとこと
「老後という戦場において、何の準備もせずに戦いを挑むのは無謀の極みである。」
老後では、なかなか新しい戦略を起こしていくのも難しい。
先手先手で、できる限りの準備をしておくべきである。
準備もせずに戦場へ赴き、兵糧が尽きて餓死する。
それこそ最も愚かな行為であろう。
諸君、まだ準備する時間も、動く力もある今のうちから、老後という戦場への備えを始めておくべきだ。
↓前回の記事はこちらです↓


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